中間管理職としてのEMはなにを"管理"するのか
辞書的・教科書的なページではなく 1natsu.icon のポエムページ。 ___________________
こうした、中間管理者としてのEMはなにを管理するのかという話のページ。
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一般的によく語られるEMのマネジメント定義
EMは3つのマネジメント領域がよく言われている
チーム
テクノロジー
プロダクト
Process Management サービスインに至るまでのプロセスそのものをマネジメントする。
Resource Management ヒト、モノ、カネなどの資源を管理する。
1natsu.icon TeamとProductにこの2つは寄っているが、あえて分類するならプロジェクトマネジメントに近いと思う
つまり重なる部分はありつつ概念としては5つの軸が存在する
ピープル
チーム
テクノロジー
プロダクト
プロジェクト
組織が普遍的に中間管理職に求めることは
組織のルール・制度・ガバナンス遵守
そのための事務作業
そのためのデータ入力・承認作業
そのための目標設定・トラッキング・成果の評価査定
そのためのガバナンスプロセスのモニタリング・リスク評価・リスク対策の立案
計画・プロジェクトの達成
そのための部門・部署・チームの戦略や目標の立案
そのための適切なプロセスの定義・整備・遂行
そのための日々発生する問題の解決
そのための報告・連絡・相談などコミュニケーション
そのための予算・コスト・リソースのモニタリング・最適化・安定化
つまりなにをどう動きなにをすれば管理できていると言えるのか
組織から求められることをうまくやるため5つの軸を行ったり来たりする
自ら引いたラインと組織に引かれたラインから、物事や人がズレたりこぼれたりしないようにすることが管理
定義・立案・提案・計画・問題の発見&解決・支援・モニタリング・コミュニケーション・etc……活動は多岐にわたる
"中間"の名のごとく上層部と所掌範囲下の両面に対して、適した解像度や粒度でコミュニケーションや調整をする
EMやること多すぎ問題・中間管理職はつらいよ問題について
1natsu.icon わかる
上長との1on1や他部署の人とのクロス1on1で中間管理職としての期待値を都度調整するのがベター
「いまはそれは注力しなくてよい」「あまりそれは期待していない」「やってくれたら嬉しいけど今はまずは大丈夫」という物事が見えたら手を抜く
「(実はそれあんまりやらなくてもいいよ)」「(実はこういう風に手を抜いてます)」という声高には言えない組織のハック情報が同僚から得られることもある
すべてをやらない強い意志を持つ
無理なものは無理
自分ですべてやろうとしない
積極的に自動化したり、求められる物事の定義レベルから省力化を図るべき
対峙している物事を引き算をする・できる立場かを、常に思考の選択肢に加えておく
メンバーからしたら「それを引き算できるとしたら中間管理職のあなただろう」と思われている物事は多い
引き算をする権限もなく、会話にもならず、追い詰められてしまうなら
◯◯の重要性を会社に理解してもらうためにはどうしたら良いでしょう (◯◯はITやDXや内製化など) という人にアドバイスをしてきたが、最近、無理なものは無理とわかってきた。知性が足りない相手には何を言っても無駄。原始人 (初期人類) に近代文明は理解できない。とっとと転職しましょう。